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メタボ対喫煙

平成20年4月から、メタボ健診が義務化されました。
これは、生活習慣病を引き起こす原因となっているメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を早期に発見し、適切な指導を行い、病気を未然に防ぐことにより、将来の医療費や保険料を抑えることを目的として始動されました。
しかしこの取り組みが、適当なものであるかについて、問題視する意見もあります。

問題点として、健診受診率や、メタボ減少率の改善が5年後にみられなかった場合に、罰則金が課されることがあげられます。
この罰則金は、メタボと診断された個人に請求されるわけではなく、医療保険者、つまり、勤務先に対して課せられるものです。また、集められた罰則金は、後期高齢者医療への支援金として使われることになっています。

しかし、今回の健診義務化により、結果として太っている人を疎外してしまうという、社会への影響が予測されます。例えば、将来の負担金の増額を心配して、肥満体型の人の採用を見合わせる企業が出てくるかもしれません。また、この制度のために保険料が上がるなどということになれば、太っている人に対して、「あなたのせいで保険料が上がった。」などと言う人が出てきてしまう可能性さえあります。

また、次の問題点として、喫煙に対する取り組みとのバランスが挙げられます。
喫煙は、メタボと同様に、生活習慣病を引き起こす大きな原因のひとつです。
しかも本人だけでなく、周りの人まで巻き込んで、健康に悪影響を与えてしまうという要素があります。
そのため、メタボ対策の前に、国は喫煙対策を行うべきだという声があります。

以上のように、賛否両論のメタボ対策ではありますが、メタボリックシンドロームが、命にかかわる病気を急速に招く危険性があるのは事実です。私たちとしては、義務化されたメタボ健診を、良い機会ととらえて、より健康的な生活習慣をつくるきっかけにしていけると良いのではないでしょうか。

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